今節のバイエルン・第23節

今節のバイエルン・第23節
	最下位パーダーボルンに意外な苦戦を強いられながらもなんとか退けたバイエルンですが、いよいよミッドウィークにはチェルシーとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16の1stレグを迎えます。言わずと知れたイングランド・プレミアリーグで「BIG6」の一つに数えられる強豪であります。個人的にプレミアの中でも結構好きなチームなので、今季はあまり試合を見れていませんが、僕の知っている限りの情報を書いておこうかと思います。

クラブのレジェンドであるフランク・ランパードに監督が代わってからは若手選手の扱いに関する規定違反での昨夏補強禁止処分のせいもあって、積極的な自軍若手の起用でここまで戦っています。ローンから戻って来てエースの座を掴んだ万能型CFタミー・エイブラハムや二列目で速くてパンチもあり活きの良い監督自慢のメイソン・マウント、ドルトムントにいたプリシッチやバチュアイ、グラードバッハにローンで来ていたクリステンセン、昨夏バイエルンが割とガチで獲りにいったもののチェルシーが放出を頑なに拒否した若き俊足ドリブラー、カラム・ハドソン=オドイなんかもいるチームです。 

ただ、最近は負傷やらで離脱者が相次いでいて前述のハドソン=オドイ、プリシッチらがバイエルン戦では欠場の予定です。更にはGKも微妙な感じで、大枚をはたいて獲得したケパ・アリサバラガがいまいちぱっとせず、ここ数試合はシティで控えもやってた37歳大ベテラン、カバジェロがゴールを守っています。更に更に、最も大きいのが前々節マンチェスター・ユナイテッド戦で負傷交代したエンゴロ・カンテの不在です。
ご存じの通り、レスターが伝説的なプレミアリーグ優勝を飾った時の岡崎選手の同僚で、底なしのスタミナと異常なまでの献身性で中盤の番人になっているやべー奴で、「ピッチ上に二人いる」「彼には肺が15個ある」「地球の7割は海で、残り3割はカンテがカバーしている」などと呼ばれる恐怖の存在です。
観客としてはとても残念なのですが、彼の不在はバイエルンにとってかなり大きなアドバンテージになりますね。

とはいえチェルシー選手の層は厚く、若手サイドアタッカーが居なくとも30歳を過ぎた今でもバルサ移籍の噂が度々たつ蹴ってよしドリブルしてよしの万能選手ウィリアン、技術・献身性・粘り強さを兼ね備えたペドロがいます。CLの大一番という事を考えると、若手よりこのベテラン二人の経験値の方が脅威になるかもしれません。

他にも、分かり易くざっくり言うとチェルシーのラームと言えるキャプテンで、モウリーニョをして「ポジショニングのミスを見た事がない」と言わしめたセサル・アスピリクエタや「魔術師」ジョルジーニョ、控えに甘んじているものの出れば大抵何らかの仕事をするオリビエ・ジルーも出番を待っています…さすがにきりがなくなるのでこの辺でやめておきますが、ロフタスチークとかマルコス・アロンソとか他にも優秀な選手はいくらでもいますね。

で、戦術はというと…僕の知識ではちゃんとした分析に自信がないのでやめておきます(笑)。ただ、3バックも4バックも問題なく併用して戦えるチームなのは確かです…

最近それほど調子が良くないとはいえ、国内リーグではスパーズを下して雰囲気は多少良くなったはずのチェルシーは本拠地スタンフォード・ブリッジで意地を見せてくるでしょう…単純に楽しみな試合です。バイエルンが勝てば言う事なしですが…

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