今節のバイエルン・UEFAチャンピオンズリーグ/決勝戦

今節のバイエルン・UEFAチャンピオンズリーグ/決勝戦
	レヴァンドフスキが泣いていました。

僕が2014年W杯でアリエン・ロッベンに惹かれてバイエルンを見始めたそのシーズンに彼はドルトムントからやってきて、以来、記録と伝説を量産しながらエースの重責を黙々と果たし続けて来た、ロベルト・レヴァンドフスキが泣いていました。

今季のレヴァンドフスキははご存じの通り異様なまでの大活躍で、「宇宙人」二人と同じ領域に達した初めての地球人となって、三冠を果たした大会全てで得点王も獲るという凄まじい成績で頂点に立ったわけです。バロンドールが無いのを本人は残念がっているかもしれませんが、今の彼の手に金属の塊があろうとなかろうと、彼が今季最高のプレイヤーであることは誰でも知っています。

正直、パリが相手でももっと楽に勝てると僕は予想していたのですが、全くもってそうはなりませんでした。凶悪な3トップは何とか抑えたもののマルキーニョスは凄まじい運動量でバイエルンの攻撃を止め続け、ベルナトも昔より自信を持ってプレイしてたように見えました。レアルがナバスを手放した理由が僕は今でも良く解りません。

そんな中で、正直ピンチもありましたがノイアーがやっぱり世界一なのを証明し、ハンジ監督の采配どおりコマンが決めてくれました。パレデス、続いてエレーラが下がったあたりから大分楽になって、バルサ戦とまでは行かなかったもののおおむねパフォーマンスで圧倒し続けられたと思います。ミュラーは最後まで走り続けました。文句なしです。今回、特殊な形でのCL開催ではあってもバイエルンの優勝に異を唱える余地はないでしょう。

…それにしても三冠です。
個人的にはたとえベンチにでも、ロッベン、リベリ、ラフィーニャが居てくれたら…とはどうしても思ってしまいますが、彼らレジェンドが去っても世代交代には成功したという最高の結果ではあるわけです。
ツイッターを見ると、♥を並べて自分の事のように喜んでいたリベリに対し、簡単な祝福で済ませているロッベンが何となく微笑ましくて印象的でした。ストイックな彼らしく、今は自身の現役復帰に集中しているんでしょうか。

そのロッベンが前回三冠の決勝得点者だったわけですが、6年間バイエルンのファンをやっていながら実は僕はその試合を見た事がありません。過去の試合の特集かなんかで見る機会はあったと思いますが、自分が応援してからのチームがCLを獲るまでは…と、なんとなく見れずにここまで来てしまいました。
でも、それも終わりです。次に機会があったらハイライトだけでは見ていたロッベンのゴールに至る熱戦を確認したいと思います。そういう意味でも、今回の三冠は僕にとって大きな出来事になりました。

…書きたい事はいくらでもあって、とめども収まりもないのが解っているので今回はこの辺でやめておきます。今後の選手の出入りに関してだけで、ここまでの倍は書けてしまうでしょうから。

──三冠おめでとう!最高のシーズンでした!
とりあえず、最高のチームに僕が言えるのはこれだけです。
ありがとうございました。
本当に、本当に。

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