キミッヒが試合後のコメントで言っていた通り、ひとことで言うと最高の試合ではありませんでした。 支配してチャンスは作るも決めきれないうちに相手にゴールを決められ勢い付かせ、焦りからゴールがまた決まらなくなる…ポゼッション型のビッグクラブが陥りがちな「たまにあるあんましよくない試合」の流れだったような。 早めに先制できたうえ相変わらずコマンはキレキレで決定機も二回くらいありましたが外し、珍しくミュラーも最後の最後で思い通りのところにボールがいかないなどしているうちに同点にされスタジアムに駆け付けたモスクワのファンの方々大歓喜という危険な展開…しかし今のバイエルンは逆境に強い!明確にペップ時代を上回っている点の一つでしょう。ちょっと強すぎるかと思ったマルティネスのパスを上手い事処理したキミッヒはそのまま反転しつつのボレーが綺麗に左隅に決まり、キーパーは尻餅をつくしかできませんでした。どちらかと言うとミュラーがやるタイプのシュートだった気がします。 思えば昨季コヴァチ期のミュラーは冷遇されていても試合に出るたび印象的なゴールでチームを引っ張っていました。そして実質優勝を決めた対BVB戦、今季のDFLスーパーカップとキミッヒもここのところ重要な局面でスーパーゴールをよく決めています。キミッヒもいよいよ本格的にミュラーのようなバイエルンの精神的支柱ポジションになってきたのかも知れません。プレー面では既に大黒柱の一人ですが。 次の相手はケルン、今季まだリーグ戦未勝利で怪我人も多く苦戦している相手だけにしっかり勝っておきたいところです。ライン・エネルギー・シュタディオンに行ってもまだヘーネス君は居ないんでしょうか…
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