
2戦合計スコア、アウェイゴールの差で今季バイエルンのCLは準々決勝で終了となってしまいました。 とにかくゴールが遠く、2点目を入れられなかったのはとても残念です。明確に崩せたシーンが少なく、マルティネスを入れてパワープレイに賭けた時点でほぼ勝負は決まっていた感もあり、とは言えそれしか打つ手が無かったのが現状でした。 結局、CL制覇した昨季を上回る絶好調だったレヴァンドフスキがよりによってこの時期に負傷離脱したのはついてないと言うほかありません。多くのレギュラーメンバーが代表戦からの疲労を引きずるなかゴレツカも不在、ニャブリも使えず、ウニオン戦も結局フル出場だったミュラーやキミッヒは普段はしないミスが散見されました。なんかデイビスはやたら足を滑らせてましたね。 見ていてこれほど胃の痛くなるような試合はなかったですし、敗戦直後はかなり悔しかったです。 …ですが、少し時間が経ってみるとまあ現状でやれる事をやり切った試合ではあった気もしています。チュポは役目をきっちり果たしてくれましたし、アラバは中盤でも存在感を見せ、リュカ・ボアテング・ノイアーは今季最高クラスの出来でした。ミュラーやキミッヒも疲労が見え隠れしていたもののチャンスはいくつも作ってましたし、現状を考えればバイエルンのクオリティそのものがどうこうという試合ではなかったので。 確かにパリは強かったです。レヴァンドフスキ・ニャブリ・ゴレツカ不在でミュラーとキミッヒが万全でない状態のバイエルンを相手にタイスコアに持ち込めるほどにはネイマールとムバッペが素晴らしい選手なのは間違いありません。 結局、やっぱり一番大事なのは怪我しない事なんだなぁというのを改めて思い知ったシーズンになりました。普段ほとんど負傷しないレヴァンドフスキがいかに偉大なのかという事も…今回は色々な不運が重なった結果でもありましたが、なかなかに人員が入れ替わるはずの来季に向けて期待や楽しみが持てる試合でもあったと…少なくともリュカのプレイぶりはそう思わせてくれました。 …それにしても、試合後のミュラーの「バイエルンは常に潔い敗者となる」というコメントは非常にかっこよかったです。コメントにも性格が出ますね。
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