シーズンの山場を控えてレヴァンドフスキが長期離脱、ドイツ代表組はレーヴに酷使されたあげくに歴史的敗北と地獄のような代表ウィークを経ての頂上決戦、見る側もシリアスな空気で試合に臨んだのですが試合前の一幕でノイアーにひと笑いさせられてしまいました(笑)。 ゴールネットが切れていたというこの事件はいかにも漫画的/象徴的で、ライプツィヒが勝てば「靴紐が急に切れた」的な不幸の予兆、バイエルンが勝てば「結局タオルでも良かった!」とどちらに転んでもOKな巧みな演出に結果としてなりました。事実は小説より…とはよく言ったものです。 選手入場時にかかるのがロッキーのテーマのイントロのアレンジ(?)だったり、ゴール後の曲がジェームス・ブラウンだったりとRBアレーナの選曲は個人的に好きだったりしますが、今回はいい声を聞かずに済んで一安心です。 予想通りナーゲルスマンは序盤に全力を投入し、あやうく成功しかけましたが今節のバイエルンはとにかく落ち着いていました。特にゴレツカが素晴らしいインターセプトを連発していて、スコアラーが別でも個人的には彼にMOMをあげたい気分になりました。 押される時間帯がそこそこ長かったもののピンチは数回、ライプツィヒのストライカー不在問題に助けられた部分もありますがシュート位置がゴールから比較的離れていたりコースを限定できていたものがほとんどで、枠に飛んでいてもノイアーが防げた可能性は大だったかと思います。 結局、中盤ドイツトリオの1点を守り切りリーグ優勝に一気に近づきました。期待のチュポは決定的な仕事こそできなかったもののロングボールを空中で競って味方に落とすプレイに関してはなかなかの成功率だったような。プレイ時間が伸びれば更に良くなるはず… さて、本番はここからです。昨季CL決勝ではなかなかに苦しめられたPSGにエース抜きで立ち向かわなくてはいけません。ホームでの初戦はとにかく失点しない事が求められます…! ちなみにサッカーと全く関係ありませんが、名曲揃いのロッキー・シリーズ同様スタローンが主演の古き良きアクション映画「ロックアップ」の挿入歌「The Ides Of March」の「Vehicle」という曲も非常にかっこよいので個人的にお勧めです…
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