チェルシー戦を素晴らしい結果で終えたバイエルンでしたが、今になってレヴァンドフスキが試合中に脛骨を骨折していたことが判明、4週間程度離脱する事が公式に発表されました。絶対的エースであり、普段ほとんど負傷離脱もないだけにバイエルンのレヴァンドフスキへの依存度は言うまでもなく高く、久しぶりに代役を立てて1か月ほと凌がなければなりまくなりました。 代役としてはミュラー、アルプ、ザークツィーの3人。ミュラーでなければ今季結果も出しているザークツィーの方がアルプより優先順位は高くなるはずですがトップ位置での出場ということになると、ミュラーよりザークツィーの方がゴールの数字上は上になるわけで、ハンジ監督がどちらを使うのかは不安もあり楽しみでもあります。中盤に人が余っている現状を加味すると普通に考えてやはりミュラーを使うのが無難でしょうけど… ただ、ハンジ監督は以前、ペリシッチを1トップで先発させた事もあるのでニャブリあたりにやらせる可能性もありそうですが。 次節ホッフェンハイム戦を含め3月の公式戦全てでレヴァンドフスキが不在と仮定すると、スケジュールとしては ブンデス24節 対ホッフェンハイム(アウェイ) ポカール準々決勝 対シャルケ(アウェイ) ブンデス25節 対アウクスブルク(ホーム) ブンデス26節 対ウニオン・ベルリン(アウェイ) CLセカンドレグ 対チェルシー(ホーム) ブンデス27節 対フランクフルト(ホーム) の6試合になります。 ブンデスはホッフェンハイム以外すべて現時点でボトム・ハーフのチームであり、ホッフェンハイムには前半戦で負けたもののこれはコヴァチ体制下の試合で、ハンジ監督が指揮を執ったポカールではリベンジを果たしており、ポカールのシャルケにも今季2試合合計8:0のスコアで圧勝しています。更にチェルシー戦はロースコアなら負けても問題ない…と一見何とかなりそうに見えますが、実際はやはりそう簡単にはいかないと考えるべきでしょう。ライプツィヒは1ポイント差で迫っており、バイエルンとしては終盤に強豪との対戦を残している事を考えてもポイントを落とすことは許されません。 ホッフェンハイムとアウクスブルクには毎年苦戦させられてますし、ウニオン・ベルリンの本拠地は異様な熱気でアウェイチームを威嚇します。3点差があるとはいえチェルシーは全く油断のならない相手ですし、相性の良いシャルケ戦も一発勝負のポカールでは何が起こるか予想できません。そして、これら緒戦をうまく切り抜けてレヴァンドフスキが無事復帰ししたとしても、以前書いたイエローカード累積消化のタイミングを逃してしまう事が現時点でほぼ確定しています。 なかなか厳しい状況になってきましたが、最近のバイエルンはミュラーを中心に前からの守備がうまくいっており、ニャブリやチアゴもゴール数を増やしてきています。国内戦であれば、チェルシー戦のようにきっちりとした守備から入れれば勝ち続けられるはずです。思えばズーレの離脱が今季アラバのCBとデイビスの覚醒を生んだわけで、レヴァンドフスキが休んでいる間が新たなオプションを獲得する機会になる可能性もあります。何にせよ、来季続投の話が見え隠れしているハンジ監督の手腕が最も問われる一か月になりそうですね。 最後に、ライプツィヒとドルトムントの3月いっぱいまでの試合予定を載せておきます。どこかで躓いてくれれば楽になるんですが… 〇ライプツィヒ ブンデス24節 対レヴァークーゼン(ホーム) ブンデス25節 対ヴォルフスブルク(アウェイ) CLセカンドレグ 対スパーズ(ホーム) ブンデス26節 対フライブルク(ホーム) ブンデス27節 対マインツ(アウェイ) 〇ドルトムント ブンデス24節 対フライブルク(ホーム) ブンデス25節 対ボルシアMG(アウェイ) CLセカンドレグ 対PSG(アウェイ) ブンデス26節 対シャルケ(ホーム) ブンデス27節 対ヴォルフスブルク(アウェイ) (ちなみに28節はホームでバイエルン戦)
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